介護の現場で失敗しない服装選び:おすすめのスタイルと避けたい服装
2024年11月21日
介護職といえば、白い服のイメージがあるかもしれませんが、実際には、働く施設によって服装の基準が大きく異なります。例えば、ユニフォームが支給されるところもあれば、私服での勤務が許可され自由度の高い施設もあります。介護職として働くとき、「どのような服装が適しているのか?」と疑問に思う方は少なくありません。特に私服勤務の施設では、初めての方にとって服装の基準が分かりづらく、経験者でも新しい職場では前職と異なる基準で戸惑うことがあります。
そこで今回は、「介護職の方の服装について」をテーマに、1.適した服装、2.適さない服装と身だしなみ、3.おすすめの服装の順に詳しく解説します。ぜひ参考にしていただき、介護職で働く際に服装で悩むことなく、気持ちよく仕事ができるようにしましょう。
1.介護職に適した服装のポイント
まず、介護職に適した服装のポイントを解説します。施設によってはユニフォームが支給される場合もありますが、私服勤務の場合、何を着れば良いか悩むことが多いでしょう。服装には様々なマナーがあり、どれだけ自分が良いと感じても、他の人に不快感を与える可能性があるため慎重な選択が求められます。以下のポイントを押さえて服装を選ぶと、職場でも安心して働くことができるでしょう。
動きやすさ
介護の仕事は予測できない場面も多く、ご利用者様の介助が求められるため、動きやすい服装が必須です。ただし、「動きやすい=ラフな服装」とは限らないため、カジュアルすぎる格好は避けましょう。また、介護は移動が多く足にも負担がかかるため、自分に合った歩きやすい靴を選ぶことが重要です。カッコ良さよりも、安定感と足にフィットするかを重視しましょう。
清潔感
介護職員はご利用者様に直接触れることが多いため、清潔感も大切です。シワや汚れのある服は、ご利用者様に不快感を与える可能性があります。シワや汚れのないビシッとした清潔感のある服装にしましょう。
安全性
服装にボタンやファスナーなどがついていると、ご利用者様の髪に引っかかったり、肌を傷つけてしまったりなどの危険性があります。そのため、できる限り装飾のないシンプルなデザインの服装が好ましいです。たかが、ファスナーやボタンで!と思われるかもしれませんが、起きてからでは遅いのです。たとえ小さなパーツでも、ご利用者様が怪我をする原因になりかねないため注意しましょう。
色合い
介護職の服装としては、派手な色や装飾の多いものは避けましょう。ご利用者様に無意識のうちにストレスを与えてしまう可能性があるため、優しいトーンの色合いを選ぶのがおすすめです。具体的には、白、ベージュ、控えめなイエローやグリーンなどが良いでしょう。絵柄のある服も避けた方が良いですが、イベント時などには、適度に取り入れることでご利用者様との会話のきっかけにもなります。
素材
介護施設内では、温度が高めに設定されていることが多いため、汗をかきやすくなります。通気性が良く、速乾性のある素材の服を選ぶことで、快適に仕事ができます。例えば、ポリエステルやナイロン製の服は型崩れしにくく、おすすめです。
2.適さない服装と身だしなみ
次に、介護職に適さない服装と身だしなみについて説明します。注意点を押さえておくことで、職場での信頼感を高め、ご利用者様に安心感を与えられるでしょう。
露出が激しい服装
胸元が開いていたり、短パンなどで肌が露出していたりする服装は避けましょう。胸元が空いている服装、半ズボンなど、体が部分的に見えてしまうことはご利用者様へ不快な感じにさせてしまう恐れがあります。また、感染症などの衛生面でのリスクも高まります。介護の現場では、なるべく露出を控え、衛生面に配慮した服装が求められます。
奇抜な柄や色合いの服装
柄が派手すぎる服や色が多すぎる服は、ご利用者様に圧迫感や違和感を与えてしまうことがあります。また、黒い服は喪服を連想さ、死を意識させる可能性もあるため、避けましょう。衛生面からも汚れが目立ちにくいため黒い服は良くないと考えられています。
アクセサリーやネイル
身だしなみとして、清潔感を第一に考えることが求められます。特に指輪やネックレスなどのアクセサリー類は、ご利用者様と接触する際に引っかかりやすく、思わぬケガの原因となる可能性があるため、外しておきましょう。爪は短く切り、ネイルは控えるのが望ましいです。
髪型
施設によっては髪を染めることを禁止している場合が多いため、染髪に関しては職場の基準を確認しましょう。また、髪が長い場合は、まとめて清潔感を保つよう心がけましょう。
香水やタバコの匂い
ご利用者様の中には、香水やタバコの匂いが苦手な方も多くいます。香水は控えめにし、強い匂いが残らないよう心がけましょう。タバコを吸う方は、仕事前にはにケアをして匂いが残らないように注意が必要です。
3.おすすめの服装
ここまで、介護職に適した服装と適さない服装を解説してきました。それでは、実際におすすめの服装について具体的にご紹介します。あくまで参考ですが、施設の規定に従って選ぶと良いでしょう。
1.トップス(上衣)
襟付きのTシャツやポロシャツがおすすめです。清潔感があり、介護の現場での服装として適しています。寒い時期にはカーディガンなどを重ねて調節できるようにすると良いでしょう。
ボトムス(下衣)
派手でない色合いのチノパンや、動きやすいパンツが推奨されます。ジャージを許可している施設もありますが、施設の規定に従いながら、動きやすさを意識した服装を心がけましょう。
靴
ご利用者様の介助のために支えながら歩くことも多く、安定感のある運動靴やスニーカーがおすすめです。サンダルやスリッパは足が安定せず、転倒のリスクもあるため避けましょう。
ポーチ
新人の介護職の方はメモを取りながら仕事をすることも多いため、メモ帳やペンを常に持ち歩く必要があります。ポケットに入れるとご利用者様に当たる可能性があるため、腰にポーチを付け、必要な物を持ち運べるようにすることをおすすめします。
4.まとめ
介護職の服装には、動きやすさや清潔感、安全性など多くのポイントが求められます。特に私服勤務の場合は、職場やご利用者様にとって適した服装を選ぶことで、安心感と信頼感を与えることができるでしょう。また、髪型やアクセサリー、香りなどの身だしなみにも細心の注意を払うことで、ご利用者様に快適な環境を提供できます。今回の内容を参考に、介護職で働く際に最適な服装を選び、気持ちよく仕事に取り組んでください。
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