日常でできる感染予防|手洗いの基本とポイント

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掲載日: 2025.03.06
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感染症予防には「手指衛生」がもっとも基本的で、効果的な方法です。
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなど、ウイルスを原因とする感染症から自分と家族を守るため、毎日の手洗いや手指の消毒が非常に重要です。
しかし、「手洗いは大事」とよく聞くものの、正しい手指衛生のタイミングや具体的な方法を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
感染を防ぐために必要な知識をしっかり身に付けておくことで、私たちは日常生活で感染リスクを減らし、健康を守ることができます。

日常の感染予防に役立つ手指衛生のポイントを参考にして、清潔で安全な生活を送りましょう。

 

 

1.なぜ手洗いが必要なのか  

手洗いが重要なのは、目に見えない菌やウイルスの拡散を防ぎ、体内にそれらが入らないようにするためです。

日常生活の中で、手には、たくさんの見えない菌が付着しており、鼻やのどの粘膜、衣類、髪の毛などにも同様に菌は存在します。その中でも、家庭や職場のいろいろな場所に触れる機会が多いため、他の人が触れた物を介して菌が広がりやすくなります。

また、無意識に自分の顔や口を触ることも多く、その際に菌が体に入ってしまうリスクが高いのが「手」です。
手洗いは、こうした感染リスクを抑え、自身の体を守るための最も簡単で確実な方法です。

 

2.手指衛生を行うべきタイミング 

ウイルスや細菌が付着しやすいタイミングでは、意識して手指の衛生を行いましょう。

  • 外出先から帰宅した時

  • 食事の前後

  • トイレの後

  • 病気の家族に接した後

  

3.正しい手洗い手順  

ハンドソープを使った手洗い

石けんやハンドソープを使った手洗いが、ウイルスを除去する最も効果的な方法です。
流水だけでもある程度のウイルスは除去できますが、石けんを使うことでよりしっかり除去できます。

流水のみ:15秒間の手洗いでウイルス数を約1/100に減少させます。
石けん使用:10秒間もみ洗いし、15秒間流水で十分にすすぐと、ウイルス数は約1/10,000にまで減少します。

▼手順
1 指輪や時計を外し、手を流水で軽くすすぎます。
2 石けんを取って泡立て、手のひら・手の甲・指の間をしっかりと洗います。
3 親指は反対の手で握るように洗い、指先や爪の間もこすり洗います。
4 手首も忘れずに洗い、15秒以上かけて流水で石けんを十分にすすぎます。
5 清潔なタオルや使い捨てペーパーで水分を拭き取り、乾かします。手洗い後に追加でアルコール消毒は必要ありません。

例えば、手洗いの時間を意識するために、「もしもしカメよ~カメさんよ~」といった【うさぎとカメ】の歌を2回繰り返すと、しっかりと手洗いができます。
手洗いのための歌は他にもたくさんありますので、ぜひお気に入りの歌を見つけて、楽しく手洗いを習慣にしましょう。

速乾性手指消毒剤の使い方
手洗いが難しい場所や外出先では、速乾性手指消毒剤(アルコール消毒)も有効です。アルコールはウイルスの膜を破壊し、無毒化する効果があります。

▼手順
1 消毒液またはジェルを手に適量取り出します。
2 手のひら・手の甲・指の間・親指・指先まで行き渡らせるようにすり込みます。3 乾くまで15秒ほどこすり合わせて消毒を完了します。

 

4.手指衛生のQ&A  

日常生活でよくある手指衛生の疑問について、ポイントをまとめました。

  • Q:手洗いと消毒、どちらが良い?
    A: 見える汚れがある場合や、ウイルス感染のリスクが高い時は、石けんと流水での手洗いがより効果的です。それ以外の場合はどちらも効果的です。

  • Q:流水のみでも効果はある?
    A: はい、流水だけでもウイルスを減らせますが、石けんを使うことでさらに効果が高まります。

  • Q:爪が長いと感染リスクは高い?
    A: 長い爪には細菌が溜まりやすいため、短く整えることをおすすめします。

  • Q:タオルを家族で共有しても良い?
    A: 理想はそれぞれが個別のタオルを使い、1日1回程度の頻度で交換することです。感染症の疑いがあるときは特にタオルの共有を避けましょう。

 

5.タオル交換の習慣も手指衛生の一部  

いくら手をきれいに洗っても、細菌が増殖したタオルで手を拭いてしまっては洗った手に再び細菌がついてしまう可能性があります。手洗い後の清潔な状態を保つためにも、タオルはこまめに交換することが大切です。
調査によると、7割以上の家庭では同じタオルを2日以上使い続けているそうです。洗面所やトイレで頻繁に使用されるタオルは、湿りやすく、菌が繁殖しやすい状態です。
手洗い後にこれらのタオルで手を拭くと、再び菌が手に付着してしまう可能性もあります。タオルの定期的な交換も手洗い習慣の一環として欠かせません。
手拭きの回数や室内の湿度にもよりますが、湿ったタオルは細菌の増殖を招きやすいため、一見汚れていないように見えても「湿ったら取り替える」ことを心がけましょう。

 

6.正しいうがい方法   

うがいも感染予防に役立つため、正しい方法で行いましょう。

  1. うがい薬を規定量で水に溶かします。

  2. 口に含み、軽く「ブクブク」と口内をすすぎます。

  3. 上を向いて15秒程度「ガラガラ」うがいを行い、もう一度繰り返します。

 

7.転職活動とJobSoel(ジョブソエル)の活用  

医療・介護分野での転職には、専門の求人情報プラットフォームであるJobSoel(ジョブソエル)の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

JobSoelでは、全国の医療福祉に関する職種の求人情報を検索できるほか、施設の雰囲気や具体的な取り組みを知ることができます。
新しい職場での働き方や成長のチャンスを具体的にイメージしながら転職活動を進められるので、安心して検討できますよ。
自分に合った職場を見つける一助として、ジョブソエルを活用してみてください。効率的に転職活動を進めるための心強いツールとなるでしょう。

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8.まとめ  

手指衛生は、私たちが日常で簡単に取り入れられる感染予防対策のひとつです。
特に冬場や感染症の流行シーズンには、手洗いや消毒を徹底し、健康を守る意識を高めましょう。 

 

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